ゆっくりんご

ゆっくりしていってください。

冬の季節に外で寝袋だけで寝ようとして死にかけた話

高校生のときに自転車でプチ家出したのですが、その際に持っていったものがスマホ、財布、寝袋だけでした。当時は1月で最低気温1度とかでした。そんなバカ話に今日はお付き合い下さい。

 

 

熾烈を極めた冬夜との戦い

当時の私の持ち物は先述したように、スマホ、財布、寝袋だけだった。寝袋のスペックは0度まで耐えられるらしくどうにか寝れるだろうと思っていた。

 

しかし、現実は甘くない。

 

 

深夜あたりになると寝袋だけでは耐えられなくなり、何度も目が覚めた。気温は1度だったが風が吹くとそれ以上寒く感じられ、防風仕様ではない私の寝袋ではとても寝られなかった。

 

 

それでもどうにか寝ようと色々考えて、近くのコンビニでカイロを買い寝袋に入れれば暖かく寝れるのではないかという発想に至りコンビニへ走った。

 

 

ここで初めて24時間営業のありがたみを感じた。店内に入るとエアコンから吹く温かい風と店員に歓迎された。天国のようにさえ感じた。が、長居するわけにもいかないのでカイロを購入したあとはすぐに店から出た。

 

 

実際に買ったカイロの数は7個(全部はらないカイロ)

とりあえずいれてみてそれでも寒かったら足していくという作戦だ

 

 

まず一個目いれてみる

 

 

局所的に暖かくなっただけで普通に寒い

 

 

次に一気に三個追加

 

 

なんとか寝れそう

 

 

寝てみる

 

 

案の定寒くてすぐ起きた

 

 

やけくそで全部入れる

 

 

対して変わらず

 

 

そして諦めた

 

 

このままでは凍死しそうな勢いだったので日が出るまで自転車を押して歩くことにする

 

 

随分歩いた

 

 

途中で森の方から何か近づいてくる音がした

 

 

枯れ木を踏むような音

 

 

パキッ、パキッ

 

 

怖くて自転車を漕いでその場を離れた

 

 

夜はまだ続く

 

 

漕いでいたらいつの間にか海沿いを走っていた

 

 

まだ暗いが漁師たちは海に出る準備をしている

 

 

なんやかんやしていると少しずつ明るくなってきた

 

 

あと少しで日の出

 

 

そのまま自転車を飛ばす

 

 

早朝ツーリングはすごく気持ちがいい

 

 

とても爽やかな気分になる

 

 

 

おや、

 

 

太陽だ

 

 

ついに明けたか

 

 

 

人生で一番長い夜だった

 

 

 

なんとか生きてるみたい

 

 

「オレの勝ち」

 

 

沈んでいく月にそう囁いた